MASTER HOUSE SALON/海外インテリアブログ


工 素子(たくみ もとこ):
ミラノにてプロダクト・インテリアデザイナーに師事。イタリアデザインのみならず衣食住についても勉強中!


河合 妙子(かわい たえこ):
フォトグラファー&ライター。西・仏・英・中の4ヶ国語OK!トレドを拠点に、スペインの情報を発信します。

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窓が美しい街・バイヨンヌ~フランス・バスク地方[b_kawai]

すっかり初夏の香りがする今日この頃、いかがお過ごしですか?
さて今日は、フランス北西部、バスク地方にあるバイヨンヌの窓をご紹介します。

窓が美しい街・バイヨンヌ~フランス・バスク地方

人口4万人というこぢんまりとしたバイヨンヌは、フランスでありながら、
スペイン国境が37km先、美味しいバル(居酒屋)で名高いサン・セバスチャンまで50km、
スペインのカンタブリア海が目の前に広がるという場所にあります。

窓が美しい街・バイヨンヌ~フランス・バスク地方

バイヨンヌに着いたのは日曜日。
サント・マリー大聖堂の尖塔が見える最初に通った道では、多くの窓が閉じており、
窓の形や色に対するセンスのよさに目が釘付けに。
「こんなに窓が美しい町も珍しい!」と、ワクワク感が高揚し、地図も持たずに歩き回ると、
この道だけではなく多くの場所で、美しい窓を目にすることになったのです。

窓が美しい街・バイヨンヌ~フランス・バスク地方

世界遺産のサント・マリー大聖堂をめがけて歩いているときに左側に見えたのが、
おしゃれな黄色い窓枠を一面に持つこの古い建物。
よく見ると、黄色い窓枠は窓ではなく、ブラインドのような形の雨戸なんですね。

窓が美しい街・バイヨンヌ~フランス・バスク地方

緩やかな坂道にぎっしり連なる、窓という窓。実に圧巻でした。
各建物の窓は、それぞれテーマカラーがあるようです。
灰色がかった青、派手すぎず暗すぎず、程よい感じのワインレッド。淡い黄緑…。
それらの色が自己主張せず、調和をなしているところに、大人の街の風情を感じます。

窓が美しい街・バイヨンヌ~フランス・バスク地方

まるで18世紀のフランス小説に出てきそうな窓もありました。
誰が住んでいるのか、この窓の内側でどんな生活を営んでいるのか、大変気になります。
この窓の下は、小さめの広場になっており、カフェのテーブルが並んでいました。

窓が美しい街・バイヨンヌ~フランス・バスク地方

あるベランダは、猫が日向ぼっこをしていました。
「ニャオニャオニャオ」と小声で呼んでみると、頭をむっくり起こしてあたりをキョロキョロ。
私と目があうと、「あんた誰?何の用なの?」という顔をされてしまいました。

窓が美しい街・バイヨンヌ~フランス・バスク地方

バイヨンヌは、城壁に囲まれているようで、城壁に当たる場所も住居になっていました。
赤い玄関や窓、そして古いレンガが、とてもステキですね。
家々の前の坂道で遊ぶ、かわいい兄と妹にも出会って、胸がキューンとしました。

窓が美しい街・バイヨンヌ~フランス・バスク地方

その城壁を左端まで歩くと、角に黄色く丸い塔が。その塔とアパートの間には、
市内に入るトンネルがありました。もともと城壁として作られて人々が移り住んだのか、
初めから住居として城壁風に作られたのかは、いつかバイヨンヌに戻った時に聞いてみるとしましょう。

窓が美しい街・バイヨンヌ~フランス・バスク地方

さてこちらは、フランソワーズ・サガンの小説に出てきそうな、古いヨーロッパの香りが漂う窓の群れ。
左と右の建物では、雨戸の色も窓の形も違うところに、そそられます。

ブラインド風の雨戸は左右に開きます。
閉じた時と開けた時では建物が異なる風景になるのを計算して、美しくデザインしてあるのでしょうか?

窓が美しい街・バイヨンヌ~フランス・バスク地方

さて、駐車禁止の標識がかけられているところを見ると、これは駐車場の扉ですね。
味わいのある灰色といい、その右隣の黄色く塗ったレンガに縁取られた倉庫風の扉といい、
その横の窓といい、これまで見てきたものとは微妙に違い、どことなくスペイン風です。

窓が美しい街・バイヨンヌ~フランス・バスク地方

サント・マリー大聖堂の周辺だけだというのに、興奮しながら歩き回ったせいでしょうか、
お腹が空いてきました。
そんな時、おいしそうな看板に出会いました。入ろうかどうしようか、悩むところです。

窓が美しい街・バイヨンヌ~フランス・バスク地方

もう少し歩いてみると…おお!なんとマカロンのツリーにも遭遇!
この誘惑にはかないません。
バイヨンヌは、1492年、スペインで迫害されたユダヤ人が大勢逃げてきた場所でもあり、
彼らが美味しいチョコレートを伝えたそうで、甘いものが美味しい街としても有名なのだそうです。
これはぜひ、試さねば!

窓が美しい街・バイヨンヌ~フランス・バスク地方

悩んだ挙句、日曜に限り、2つ購入で1つプレゼントという気前の良いお店に決め、
エクレアやマカロンをたっぷり堪能。
散歩で使い果たしたカロリーを、ためらいもなく補給しました!

窓が美しい街・バイヨンヌ~フランス・バスク地方

散歩も終わり、お腹もいっぱいになったところで、カンタブリア海へ。
ここにもサーファーがいて、サーフィンを楽しんでいたとは想定外の発見でしたが、
私は地元が小田原のせいか、少しばかり故郷に帰った気分も満喫できた旅となりました。

昼下がりのバイヨンヌの小旅行は、いかがでしたか?
スペインのサン・セバスチャンでグルメの旅をしたついで、あるいはルルドの泉までいらしたついでに、
すてきな窓に出会える小さな町にも足を伸ばしてみてください。きっと、すてきなお散歩が楽しめますよ!

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