
佐藤 章子(さとう あきこ):
ハウステージ有限会社代表。
CFPと一級建築士の資格を生かして住まいと暮らしのコンサルタントとして活躍中。
元金均等返済は総支払額は少ないですが、当初の負担が大きくなります。二つの返済方法の特徴を見ていきましょう。
<元金均等返済>
元金を均等に返済していき、利息は元金残高に応じて支払います。返済回数が進むにつれて毎月の返済額が減るため、元利均等方式より総支払額は少なくなります。ただし、初めは返済負担が元利均等方式より重くなります。
元金均等返済は、例えば下記の項目に当てはまるような方に向いています。
□ 将来の返済負担を軽くしたい
□ 住宅資金、現在の生活費に余裕がある
□ 住宅金融公庫で融資を受けたい
□ 節約してでも総支払額は少なくしたい
<元利均等返済>
元金と利息を合わせた月々の返済額を一定にして返済していきます。初めの返済はほとんど利息で占められていますが、毎回の返済額が均等なため、返済計画を立てやすいメリットがあります。

元利均等返済は、例えば下記の項目に当てはまるような方に向いています。
□ 無理のない返済計画を立てたい
□ 住宅資金現在の生活費にあまり余裕がない
□ 今後のボーナスは住宅ローンの返済に充てる予定だ
<元金均等、元利均等の支払いシミュレーション>
借入額3,000万円、返済期間30年、金利3%(1,000円未満切り捨て)
元金均等返済の場合
1回目の支払額 158,000円
10年後の支払額 133,000円
20年後の支払額 108,000円
総支払額 約4,350万円(利息総支払額は約1,350万円)
元利均等返済の場合
1回の支払額 126,000円
総支払額 約4,553万円(利息総支払額は約1,553万円)
元金均等返済と元利均等返済の差は約203万円
<無理に元金均等返済を選ぶよりは繰上返済で期間を短縮>
上記の比較やシミュレーションからも、元金均等返済の方が総支払額は少なくなることが分かりますが、当初の支払い負担がどうしても大きくなってしまいます。住宅購入当初はローン以外にも印紙税などの諸費用や引っ越し費用など、さまざまな費用が必要になってきます。
※住宅購入の際に必要になる税金についてはこちらでご確認ください。
資金に余裕がある方には元金均等返済をお勧めしますが、それほど余裕があるわけではないのなら、返済額が一定している元利均等返済を選ぶ方が良いでしょう。そして、返済期間中の臨時収入などを繰上返済に回し、返済期間を短くする方が、無理のない返済計画を組むことができます。
いずれにしても自分のライフプランをしっかり考え、それに応じたローン返済を組むことが大切です。
|
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.interblog.jp/bizmt/mt-tb.cgi/26
この一覧は、次のエントリーを参照しています: ローンの返済で元利均等が良いのではと言われました。なぜでしょうか?:
» 住宅ローンの種類について教えてください 送信元 不動産連載
住宅ローンには、大きく分けて「公的融資」と「民間融資」の2つがあります。... [詳しくはこちら]