MODERN Club/不動産よくある質問Q&A

将来に渡って環境を維持できる物件はどのように調べたらよいのでしょうか?[question]

都市部で日当たりなどの維持を求めるのはなかなか難しい問題です。基本的に自分達の建物が景観や環境に配慮していなければ、相手に法的規制以上のものを求めることはできません。

それでも条件が良い物件や、景観が損なわれる要因など、押さえておくと良い点はいくつかあります。

sun_image.jpg日当たりや景観が良い条件
(1)斜面にある建物
(2)崖や山の上の建物
(3)海辺に面した建物
(4)大きな広場や空地・線路・広い道路・公園や神社・寺院等に面した建物

この例からもわかるように、日当たりや景観の良い場所は多くはそれ自体リスクも含んでいます。また、広い公園が南にあるマンションなどは、そう数が多くありません。


景観が損なわれる要因
まずこの要因を確認しておきましょう。但し、万全というものはありません。建築法規も永遠に変わらないということはありません。むしろ実情に合わせて変化していくと考えたほうが良いでしょう。大規模な再開発等の場合は、法的制限の緩和措置がとられる場合もあります。しかし知識があれば、景観が変わってしまうリスクを少なくすることはできます。

(1)空地に建物が建つ。又は低層の建物が建て替わり高層になる。
(2)都市計画の用途地域等の規制事項が変更になる
(3)道路等の拡張で高い建物が建つようになる
(4)埋立て等で土地の状況が変化する


調査項目
一般的に確認することは次のような項目です。
(1)都市計画道路の有無
(2)用途地域(建物のある土地及び南側の地域や景観を重視する方角の地域に
        どの程度の高さの建物が建つかを調査)
(3)日影・高さ規制・その他の規制(同上)
(4)その他
  目的をしっかり話して、その行政庁の特別な指導要綱等、いろいろ聞き出すことが大切です。
  ついでに地域の災害・防犯などの情報も可能な限り収集して、
  自分が住んでいる地域をよく知っておきましょう。

調査先
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市区町村の中で特定行政庁となっているところに問い合わせします。特定行政庁はインターネットで検索できますが、最寄りの市町村に問い合わせすれば、何処に聞きに行けばよいか教えてくれます。東京都23区は特別区で限定特別行政庁となっています。


窓口は都市計画課又は建築指導課です。私は、区の都市計画審議会の審議委員をしていますが、審議会は区民の傍聴ができるようになっています。今どのようなことに区が取組んでいるかを知るには良い機会だと思います。


ねらい目
マンションの建物の性能は向上していますので、防音等、建物の性能でカバーできるかどうかも考慮に入れて考えます。
(1)南側に広い道路・線路・河川・公園など、将来共に建物が建つ可能性が少ない土地
(2)用途地域の境目で、南側の用途地域の高さ制限が厳しい場所
(3)南側にある程度高い建物が建っても大丈夫な高い階の部屋を選ぶ
(4)すでに南側地域が、新たに一定程度開発されていて、建物の耐用年数から見て、
  これ以上極端に緊急に変化しないと思われる地域。

逆に南側地域が、用途地域や高度制限上高い建物も可能なのに、古い低層住宅などが密集している地域は、再開発が予測される場合もあります。

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