MODERN Club/不動産よくある質問Q&A

住宅購入時期と価格・金利動向について[question]

Q:これから住宅を購入しようと考えていますが、動向を教えてください。

A:今、住宅の購入を検討中の方は、住宅や土地の価格、ローンの金利などの動向はどのようになっていくか、早めに購入したほうが良いか、それとも待ったほうが良いか、その時期に迷うと思います。ただ、経済動向も大切ですが、それよりは個々人の生活設計に基づいた適切な計画の方がより大切なのです。しっかりした計画を立てて、それをもとに経済動向と照らして合わせて判断してください。

住宅購入は、おそらく人生最大の出費ですので、大いに不安があって当然です。不安は、自分の住宅取得計画のゆとり範囲と限度を正確に知ることで解消されるはずです。経済動向への対処も住宅取得計画をしっかりと把握できていれば、きちんと対処できます。それでは、住宅取得の時期に関するポイントと注目すべき経済動向について考えてみましょう。

住宅取得時期に関する検討ポイント
現在の家賃…社宅等の低家賃の場合は、計画を先延ばししても、その間しっかり貯蓄でき、頭金に回せますが、通常の都市部の家賃を支払っているのであれば、先延ばししても資産化しない家賃を払い続けることになるので、どちらが得策かのシミュレーションが必要です。

現在の住まいの安全性…日本は地震国です。首都圏などは、いつ関東大震災クラスの大地震が起こってもおかしくないと言われています。もし現在の住まいが老朽化などで、耐震性に信頼が置けない場合は、家族の生命と財産の保全を最優先に考えましょう。

資金の準備とローン返済計画…住宅金融公庫のホームページ上でもシミュレーションができます。頭金の額、返済期間、返済方法など、いろいろと試してみると、今まで見えなかったものが見えてきます。トライしてみないことには分かりませんので、ぜひ一度試してください。


注目すべき経済動向
消費税の動向…先の選挙では郵政民営化に議論が集中し、消費税率見直し問題がかすんでいたように思えます。谷垣禎一財務大臣は9月13日の記者会見で、消費税の引き上げは08年度以降との認識を示しています。生活に必須の食品や住宅がどのようになるかは分かりませんが、08年度以降消費税の引き上げは想定しておく必要があります。

金利の動向…下記の住宅金融公庫の基準金利の推移を見ても、徐々に上昇傾向にある事が分かります。現在のような低金利は、世界的にも極めて特殊な現象です。金利は6~8%が適切と言われていますが、今後徐々にその金利に近づいていくと考えられます。変動金利の現在の低金利は魅力的ではありますが、低金利の時代こそ固定金利のメリットがあります。

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土地や建築費の動向…金利の上昇に伴って、物価も上昇していく可能性はありますが、土地や建物の価格がだれも買えないような価格にまで上昇することはないと思います。今後、少子化に向けて、それほど多くの新規の住宅を必要とするか不明ですし、年金の縮小などを考えれば、住宅に多大な費用を割くかどうかも疑問です。以前のような極端な価格の高騰はないと個人的には考えています。

住宅の取得に向けて、生涯収支(ライフプランニングシート)の算出をお薦めします。簡単なエクセルの知識があれば、自分でも作れます。ちなみにプロの作成するものは、これに物価上昇指数などを加味します。しかし、一般の方は下記の程度のシートがちょうどいいと思います。作成する上で注意する点は、金額を正確に記入することです。収入は低めに、支出は高めに入力しがちですが、現実の数値との差額は長い年数の間に思わぬ金額となります。収入の多い方でも、最初に何も指示しないで、自分で入力してもらうと、大抵家計が破綻する結果となり、一瞬青くなります。正確に入力しなおすと大丈夫なのですが、この作業で、いかにチリも積もれば大きな差になるかを体験するのです。シミュレーションの大切さ、生涯設計の大切さも実感できます。ぜひ実際にやってみてください。経済の動きにも機敏に対処できるはずです。


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