
佐藤 章子(さとう あきこ):
ハウステージ有限会社代表。
CFPと一級建築士の資格を生かして住まいと暮らしのコンサルタントとして活躍中。
Q:いよいよ住まいを探し始めようと思います。大きな出費ですし、初めてなので不安です。失敗しないための手順や注意点を教えてください。
A:住まいの取得に成功するには、周りに惑わされずに、常に冷静にひとつずつ段階を追っていくことが大切です。そのためには、希望する入手時期から逆算したスケジュール表とチェック事項の作成をおすすめします。
●「ここだけは妥協できない」条件のチェックリストを作成する
とりあえず希望を全部列記して出し尽くします。次に重要なものから優先順位をつけて、「ここだけは妥協できない」ラインを引きます。さらに住まいづくりの知識も習得しながら、何度も見直すことが大切です。そして次第に価値観を具体的にしていくことが大切なのです。
□地域・環境・沿線・都心からの距離、駅からの距離や周辺施設など
□間取・広さ・デザインなど
□価格
□全体の建物性能・仕様・設備など
□専有部分の仕様・設備など
□その他自分なりの条件を書き出しましょう
●予算を立てる
□生涯収支を立てます。ライフプランニングについては、以前にもいろいろとご紹介していますので参考にしてください
□頭金の額と借入額の試算、ローンの種類と返済方法をシミュレーションしてみます
住宅金融公庫などのホームページで簡単にトライできます
□必要費用の額と必要時期を試算します
諸費用や引っ越し費用も計算しておきましょう
□住まいの取得まで気を抜かず、無駄を省いて、少しでも資金を確保します
●スケジュール表を作成する
スケジュールとともに、チェック事項を洗い出すことが重要です。自分なりに使いやすいスケジュール表を作成してみてください。

●気に入った物件が見つかったら
実際に気に入った物件が見つかってからのスケジュールは、完成物件・工事中物件・売建物件、マンション・戸建てなどによって違います。完成物件であれば、契約と同時に引渡しの準備に入ります。資金の準備が必要ですので、おおよその流れをつかんでおきましょう。
□申し込み⇒申込金の支払い
□契約⇒重要事項の説明・売買契約の締結・ローン申し込み
□内覧会(未完成の場合)
□引渡し
□入居
□登記手続き
□権利書受領
□不動産取得税申告・確定申告
物件を探す段階で、住宅雑誌なども手にするでしょうし、いろいろ情報が入ってきます。購入までの流れの中でのチェック項目を作成しておくと、それらの情報を客観的に見ることができます。入手した情報をもとに、必要とするチェックポイントを追加したり、計画と照らし合わせたり、自分主体で進めましょう。
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