MODERN Club/不動産よくある質問Q&A

地下室の基準とは?[question]

Q:唯一の趣味である音楽を深夜でも楽しめることを条件に、住まいを探しています。一室を防音室に改造しようと思っていましたが、地下室も検討し始めました。地下室の基準は何かあるのでしょうか。

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A:隣地や隣家との関係、地下水位の高さや水脈、水害の有無など、地下室を作るには考慮すべき要素がいろいろあります。設備や構造、工法、仕様など、その土地の条件に適した選択が求められます。それだけに設計や工事の経験が重要となります。


地下室を一度でも体験したら分かる「不思議な静寂」。地上とは全く異なる空間と時間の質が地下室の最大の魅力でしょう。例えば、週末ごとに別荘で過ごす生活を思い浮かべてみてください。面倒や不便も少なからずある二重生活をいとわないのも、日常と違った空間と時間を味わえるからでしょう。ひとくちに地下室と言っても、いろいろのタイプがあります。地下室のパターンや基準を考えてみましょう。


地下室の定義
ある程度、地中に埋まっていて、地下室としての特徴を備えていれば「地下室」と呼んで不都合は無いのですが、建築基準法の地下室として、容積率の緩和を適用する場合は厳密な条件があります。敷地面積が100平方メートルの土地があったとします。容積率100%であれば、建築可能な各階の床面積の合計は100平方メートルが限度です。しかし、建築基準法上の規定に見合った地下室であれば、100平方メートルを超えて建築する事ができます。地上階の床面積の合計の1/2までの地下室は容積率の計算に参入されません。地上階の床面積の合計を80平方メートルとすると、その1/2=40平方メートルの地下室まで、容積率の計算に含めなくてもかまいません。合計120平方メートルの面積を確保できます。


地下室のメリットと注意点
□メリット
◇容積率が緩和されます
◇視点のコントロールができます…ドライエリアを工夫することによって、プライバシーを確保できます。
◇外部の騒音を遮断できます
◇室内の音が外部に漏れにくくなります
◇夏涼しく、冬は暖かく、年間の気温の差が地上より少なく快適です
◇地震に強く、コンクリート造なので重いものを収納できます

□注意点
◇排水処理が必要です…ドライエリアの排水はもちろん、地下室外周の水を速やかに排出する工夫が大切です。
◇通風対策が不可欠です…多くは機械による強制換気となります。
◇防水・結露対策に費用がかかります…床や壁を二重にしたり、特殊なコンクリートを用いたり、構造や工法は既製品を含めていろいろあります。
◇水害対策も考慮すべき事項です…河川の氾濫や下水管からの逆流など、都市型水害は思わぬ地域で発生します。高台でない限り、地下室には万全の水害対策が必要です。


地下室の種類
ヨーロッパの映画には、よく半地下のアパート住戸が出てきます。外から見ると道路面からすぐに窓があり、室内から見ると、天井近くの高窓になっています。高温多湿の日本では、ヨーロッパでありふれたこのような地下室も、様々な装置と工夫が必要なのです。

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