
佐藤 章子(さとう あきこ):
ハウステージ有限会社代表。
CFPと一級建築士の資格を生かして住まいと暮らしのコンサルタントとして活躍中。
住まいづくりの成功の決め手として、今までもライフプランニングの必要性を語ってきました。自分自身のライフスタイルを確立することが、住まいづくりのうえで最も大切だと思います。しかし、本格的に生涯収支まで立案するのは、プロのサポートやそれなりのエネルギーも必要となります。今回は、別の角度から住まいづくりに際しての自分のライフスタイルを見出す方法について、考えてみたいと思います。
自分のライフスタイルを発見する手法
「自分のライフスタイル」と言っても、本当に良く分かっている方はどれくらいいるでしょう。いざ住まいを探すときになって、大慌てで住宅雑誌を研究し、住宅展示場などで営業マンを相手に試行錯誤を繰り返します。自分自身を振り返る方法は下記のようにいろいろ考えられますが、今回はその中で、比較的簡単な方法ですが、間取りや暮らしを考える面では効果の高い「暮らしを観察する」手法について、解説してみましょう。
・夢を書きだす
・ライフイベントを書きだす
・上記の必要経費を算出する
…など
たとえ現実できそうにない夢だとしても、とにかく書きだすことが重要です。あらゆる夢を書きだし、何度も見直すことで、次第に考えがまとまります。
●「暮らしを観察する」とは
建築士は、住まいの設計の依頼を受けたとき、その施主の家庭を訪問します。そのとき観察した施主の暮らしは、設計をするうえで非常に重要なヒントになります。この方法を施主自身でもできるように考えたのが、「暮らしの観察シート」です。部屋ごとにシートを作成するのがベストですが、最も大切な部屋はリビングと主寝室です。一例としてリビングの「夢」の部分をいくつかあげておきます。
また現在の問題点をとことん突き詰めるほうが、ライフスタイルの発見には効果的です。平日・休日、時間帯などを細分化して観察します。シートにある「なぜソファーは使われないか」、「なぜ会話が無いか」について、「なぜ」を繰り返していくと新しい視点が見つかったり、問題点を発見できると思います。ぜひ実践してみてください。

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