
佐藤 章子(さとう あきこ):
ハウステージ有限会社代表。
CFPと一級建築士の資格を生かして住まいと暮らしのコンサルタントとして活躍中。
Q: 新築を建てています。外構(門・塀)工事は契約には入れていなかったので、新築と同時期に外構を造ろうと思っています。人から「家を建ててすぐに税務署の方が来て家を査定するので、その時に塀があるとその分多く取られるから、2~3年後に外構工事をした方が良い」と聞きました。本当でしょうか?
A:家を建てた後にかかる税金は、登録免許税(国税)、不動産取得税(都道府県)、固定資産税と都市計画税(市町村)などです。これらの税の計算のもととなる不動産の評価は固定資産税評価額で、一般的な門や塀は含まれません。
●固定資産税評価額とは
固定資産税評価額は、土地や建物の流通価格ではありません。土地は売買価格の70%程度と言われています。家屋に関しては、構造、仕上げなど、総務省などが提示する評価基準などを参照して、東京都の場合は独自に算出しているようです。住宅メーカーに勤務していた時に、商品開発部門の責任者であったために、市町村から固定資産費用価額を算定するための建物の構造や仕上げについての質問や調書作成の依頼を受けました。この項目には外構に関する部分はありません。建物と一体の構造物や、建物か塀なのか分からないような構造の物もあり、一概には言えませんが、通常の塀などは固定資産の計算には含まれません。ただし、相続時には、価値があれば庭木や外構も財産として計算対象になります。
固定資産税の評価は市町村が行いますが、取得の際は、通常登記時の登録免許税を算定するための固定資産税評価が最初になされます。国税なので国が査定します。登記されたことは、東京であれば、都税事務所に通知されますが、本来は不動産を取得した30日以内に都税事務所に申告が必要です。同じ名称の「固定資産税評価額」で、評価額の差異もほとんどありませんが、国税と地方税は別個に算出されるようです。最終的に市町村が3年ごとに見直して固定資産税を徴収しています。
外構工事は、資金的な面からも建物完成後、数年を経てから工事されることは少なくありません。日曜大工などで、コツコツつくりあげる方もいらっしゃいます。
法的な問題が無ければ、外構をいつ工事してもかまいませんが、重要なことは、塀などが無い状態の時の防犯上の問題と屋外の給排水工事との取り合いです。外構工事の内容によっては、屋外の排水桝の高さなど給排水工事を変更しなければなりません。当初から、外構工事の内容も吟味して、屋外給排水の設計を行ったほうが、全体の費用が無駄になりません。
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.interblog.jp/bizmt/mt-tb.cgi/190
この一覧は、次のエントリーを参照しています: 外構工事の時期について:
» あなたの知らない住宅資金計画 送信元 住宅メーカー情報BANK【住宅メーカー商品比較サイト】
あなたの知らない住宅資金計画という記事を書きました。家造り初期の方には参考にして頂けると思います。あなたのブログに訪れる読者さまのお役に立てれば嬉しいです。 [詳しくはこちら]
» 固定資産税評価額って何なのさ?土地の価格③ 送信元 不動産情報:お役立ち情報満載ブログ by KZ
いつもご訪問ありがとうございます!
さて、「不動産投資:土地の価格は一物四価??? 」にて、土地の価格は公のものだけでも4種類あると書きましたが、今... [詳しくはこちら]
» リノベーションマンション 送信元 マンション
賃貸マンションではないマンション、つまり新築マンションにせよ中古マンションにせよ、分譲マンションを購入すると払わなければいけないものがあります。それが・・・ [詳しくはこちら]