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2007年問題-新しい働き方[question]

日本人は、近隣諸外国の人々と比較して語学力のレベルが低いと言われています。学校教育のあり方などがその要因のひとつとして問題視され、外国人教師の採用なども進められてきましたが、最大の原因は、「日本人にとって外国語を話す必要がなかった」事だと思います。長く占領された経験も無く、自国で全てを完結するので、必要に迫られて外国語を習得する必要のない幸せな国民だったことに他ならないからです。しかし、今後のグローバル化の時代には、これがハンディにもなります。既に若い世代は英語を繰り、世界を相手に仕事をしつつありますが、まだまだ体力も気力もある団塊の世代も、第2の人生を、海外も含めて幅広く活躍の場を求めていくことが社会を活性化していく力になります。

●2007年問題と働き方のキーワード
企業が大量退職によって業務に支障をきたすのは、その企業の準備不足の問題です。日本全体として考えてみると、団塊の世代がより創造的な活動をすれば、それは社会の活性化を促す絶好のチャンスともいえます。そうして観点でみると、いくつかのポイントが考えられます。

◇グローバル化・流動化…日本にこだわらず自由に海外にもチャレンジし、今まで同様、強い日本経済にむけて牽引力になる可能性を団塊の世代は秘めています。
「Uターン」「Iターン」「田舎暮らし」「海外」…
◇起業…アメリカと比較して、圧倒的に少ないといわれる日本の新規起業数。年金という基盤を背景に、果敢に起業にトライできる条件を定年退職者は持っています。
「趣味を活かす」「経験やノウハウを生かす」「やりたかったことにチャレンジ」
「週末起業」「家庭内起業」「仲間同士で開業」…
◇次世代へつなぐ…団塊の世代の子供たちは、年金等も不透明な世代です。また戦後は給与所得者が増えて、親は子供に自分が働く姿を見せることができない時代となりました。子供は親の仕事ぶりを知らずに大人になります。起業などにより、子供の世代へ蓄積を繋げたり、若い世代が社会の主軸となれるような様々な働き方を創造したりと、2007年問題は多くの可能性も内在しています。
「ワーキングシェア」「嘱託」「契約社員」「再雇用」「転職」「派遣」「パート」…


●海外で働く
◇海外シニアボランティア…グラフの様に、ここ数年海外シニアボランティアの数は飛躍的に拡大しています。帰国してからも、語学やその国での経験を生かして新たなる活躍も期待されています。
◇近隣諸国で働く…2007年問題は近隣諸外国からも大きな関心がもたれています。高度な専門知識を持った退職者は、発展途上国や先進国の仲間入りを目指す国々にとって得がたい人材と言えます。
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●起業
若き日の夢を実現して、思い通りの仕事を続けてくることができた幸運な人は、そう多くないでしょう。長く企業の中で働いて、定年を機にあきらめた夢の復活…と思う方も少なくありません。また培って来た経験を生かして、本来自分がやりたかった方法で仕事をしたい…と思う方もいるでしょう。起業のスタイルは、種々あるでしょうが、家庭内起業のサンプルを考えて見ました。
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夫と妻は夫が60歳の時に起業します。仮に投資額も極わずか、収入は年金を補完してより豊かな暮らしを確保できる程度、子供達は自分達の老後の蓄えや教育費に備える副収入程度確保することを目標とします。当初は夫婦中心に働き、子供やその配偶者はパートとして参加し、やがて本業として親の仕事を受け継いでいけます。業種や年齢、家族構成などでいろいろなモデルが考えられますが、ポイントは次世代へ繋げていく場の創造です。

A…パートまたはサブ的業務
B…サイドワークまたは週末副業
C…パート


●いろいろな働き方
「フリーター」「派遣」「ニート」「パラサイトシングル」…若者をめぐるこれらの言葉は、現在の社会が孕む矛盾を表しています。しかし、これらの言葉を定年退職者にあてはめてみたらどのようになるでしょう。また違ったイメージになるはずです。「パラサイトシングル」も年金に依存できるゆとりのある世代と置き換えられます。若い世代がやむを得ず担っているこれらの部分を、定年退職者が再就職のスタイルとして受け入れれば、正社員のポストは若者によりシフトされていくと思われます。
「Uターン」「Iターン」「田舎暮らし」は、移り住んだ地域を活性化される可能性も含んでいます。

「少子高齢化社会における第2の人生」という未体験ゾーンを、仕事も含めてあらゆる部分で開拓することが団塊の世代に求められていて、それが2007年問題の望ましい解決の道筋ではないでしょうか。まさに「問題」よりも「可能性」を秘めたターニングポイントと言えます。

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