MODERN Club/不動産よくある質問Q&A

少子化の時代と子供の教育[question]

少子化と子供の教育の問題は、通常考えれば競争が少なくなり、子供達にとってはメリットのようにも思えますが、グローバル化という新たな競争の舞台が生まれ、また格差社会の到来や年金の減額などにより、教育資金不足の問題も生じる懸念があります。親として変化の激しい社会に、自力で戦えるたくましい子供を育てるにはどうしたらよいでしょうか。

●小・中・高校と世代別塾の選び方

小学校…入学目的の中学があれば、合格実績のある専門の塾が当然ベストです。ただし、この時期は、自分の身を守る泳ぎの能力や今後の人生を豊かにする音感教育なども大切です。また、まだ自然体である小学生の間は本人の個性の片鱗を察知しやすい面もあります。興味を持っているものを伸ばすために子供をよく観察して、持てる能力を伸ばすことが、一律学力で判断するよりも大切かもしれません。
中学…合格実績のある専門の塾がベストなのは中学受験と同様ですが、勉強をしない子、自分で勉強する子、集中力が無い子など、子供にはいろいろタイプがあります。塾も「補習タイプ」「夏季集中」「テクニック特化タイプ」「家庭教師」など、子供の特性に合わせて選ぶと良いでしょう。
高校…この段階では合格実績のある専門の塾に絞ってよいでしょう。ただし3年間、授業と塾を併用し、宿題もこなすのは大変です。例えば、1年の段階で合格のテクニックや勉強の方法を習得してしまって、2・3年はそれをもとに授業時間を有効に活用する方法もあります。つまり授業に集中しながら、受験のポイントを頭に入れていく方法です。自分で勉強するタイプ・要領の良い子供は、この方法だと無駄がありません。1・2年は夏期講習で受験用の復習をして、3年は年間を通じて受験用に塾に通う方法なども考えられます。


●中学受験は子供に必要か

親が中学受験させる理由として、下記の一例だけでも分かるように、受験戦争回避派から、積極トライ派まで一様ではありません。子供の資質と親の考え方次第ですが、子供も成長過程でかなり変化し、時として、親の選択が子供の可能性を奪いかねません。どの親も悩ましいところです。

・一定のレベルの生徒がいる環境で学ばせたい
・大学受験に有利な中高一貫教育の受験校に入れたい
・大学まで自動的に進学できる中学に入れて、受験戦争に子供をさらされたくない
・付属中学への受験によって、名のある大学を卒業できるチャンスに早くからトライしたい
・公立の学校のいじめや暴力などの校内環境の悪化が心配

個人的には、一定のレベルの生徒がいる環境よりも、様々な子供がいる環境の方が、少なくとも中学段階では子供の社会的成長には良いと思っています。先生も同じ学校に長くいる私立校よりも転勤のある、つまりいろいろな学校を経験している一般の公立校(東京であれば区立中学)の方が、望ましいようにも思います。「多様化を受け入れる」ことが、これからの時代にはますます大切だからです。自分自身の体験を振り返ってみれば、区立とはいえ、都内有数の受験校で、世田谷という環境、越境入学もかなりの数に上って、よく考えればそれなりのレベルの児童が集まっていたとは思いますが、当時の日本はまだまだ貧しく、通学も困難なケースもあり、まさに多様な環境であったと言えるでしょう。その後、親の転勤で公立高校にはいけず、幼稚園から大学までの一貫教育の高校に入学しましたが、付属中学からエスカレートで入学してきた生徒達の世間の狭さにうんざりし、区立中学でよかったと心底思いました。

とはいえ、昨今の学校環境の悪化を考えれば、親の心配はもっともです。学歴社会が全く無くなるようなことは考えられませんので、少しでも有利な環境を与えたいと思うのも当然です。そのために、親として多様な環境を経験させる工夫を必要に応じて別個に考えてみる手もあります。海外のサマーキャンプ、農家合宿などの田舎体験、姉妹校体験など…今までの習い事のほかに、これからの時代に見合った経験の場も含めて考えてみてはいかがでしょう。

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