MODERN Club/不動産よくある質問Q&A

展示場でのチェックポイント[question]

Q:展示場に見学に行く予定なのですが、住宅展示場のチェックポイントを教えてください。

A:展示場のチェックポイントというと、「工法」「安全面や快適面の性能」「設備」「間取りのヒント」などを思い浮かべるかもしれませんが、実は新しい家でどのような暮らしをしたいか、自分にとって重要なものの優先順位は何かなどを整理していくと、自然とチェックポイントは見えてきます。チェックポイントは自分自身の中に存在するのです。


『家は3回建てないと良い家が手に入らない』といわれますが、先人たちが残したこの言葉の意味することを考えてみます。思い通りの家は、3回家づくりの経験が必要?それほど住まいづくりは難しい?でも、そんなことを言われても、ほとんどの方にとって、一生に一度の大仕事です。学び取る大切なポイントは、3回の経験が必要なほど、『家づくりの質は、施主で決まる』ということなのです。自分に合ったメーカー、優秀な営業や設計の担当者、現場の監督や各工事の職人の質も大切でしょう。でもまずは施主ありきなのです。


●展示場に行ったら…

展示場は情報の宝庫です。そして、展示場は熱意や働きかけに応じた質の情報が得られるところです。展示場は気軽に見学ができるように、いろいろ工夫されています。でもその先、どれほど自分に必要な、有益な情報を引き出すかは施主の腕次第といえます。「家づくりの情熱」「情報の提供を受ける真摯な態度」が、より確かな情報の収集のポイントといえます。

でも、初めて展示場に足を踏み入れる時は、「住宅メーカーのペースで振り回されないか」「記名したら、夜討ち朝駆けは本当?」など、いろいろ心配もあるかもしれません。

きちんと要望を伝えましょう。例えば…
「3年後に単身赴任から戻るので、それから本格的にスタートしたい」
「それまでは、住まいづくりの方法やセミナー等の情報だけほしい」
「案内のDMだけで、電話や訪問はまだ避けてほしい」
「事前準備として、時々展示場へは足を運びたい」
これでOKです。これで煩わしい手間がなくなります。そしてこの段階で必要な情報だけ正確に取得できます。曖昧な態度だと、まず正しい有益な情報を得ることはできません。適当にあしらわれて、不完全な情報のみを得てしまう危険を覚悟しなければなりません。これでは展示場へ足を運んだ意味がなくなってしまいますし、中途半端な情報は住まいづくりの妨げにもなります。より良い住まいづくりのために、しっかりと自分の要望を伝える勇気と覚悟を持ちましょう。そして住まいづくりの段階に応じた正しい情報の提供を受けましょう。            


●チェックポイント

(事前に整理しておくこと)◇新築する・建て替える目的
◇住まいに対する考え方…耐用年数・重視する性能・暮らしの考え方など
◇現在の住まいの不満点
◇新しい住まいに対する要望
◇資金計画…頭金額・諸費用・ローン返済計画・家具や引っ越しなどの付帯費用

(メーカー比較の3ポイント)◇工法と構造…木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造などが構造の違いです。木造であれば軸組み在来工法・2×4工法・パネル工法・ユニット工法などがあります。耐用年数、性能、増改築の容易さ、価格など自分の住まいに対するポリシィにあっているものは何かを比較検討します。
◇性能…インターネットで住宅性能表示制度の詳細をダウンロードして読んでおくと良いでしょう。「1.構造の安定に関すること」には、1-1から1-6までの小項目に分かれていて、それぞれ等級とそれに対応する性能が定められています。
◇設備…好みや価格で選んで問題のない設備もありますが、換気設備のように建物の性能や健康に影響する設備もあります。また、住んでから容易に追加できないものもあれば、ちょっとした配管等を先行させるだけで、後から容易に追加できる場合もあります。


●営業マンが敬遠する施主のタイプ

営業マンを上手に活用するのも、良い住まいを手に入れるために大切なことです。下記の項目を注意深く読み取ると、営業マンに良い仕事をさせるために、施主側は何をすべきか見えてきませんか。

◇人生設計や家づくりの目的・要望がきちんと整理されていずに、コロコロ要望が変わる。⇒半信半疑で良い仕事は難しい。きちんと納得して全力投球できる施主に力が入る。
◇夢ばかりが先行して、地に足が着いていない。⇒夢は大切。でも夢だけでは家は建たない。
◇きちんと説明しても、自分の都合の良いことだけが耳に残る⇒プロとのキャッチボールが不得手ということは、自分自身で客観的に考える作業が不足している。
◇契約までは無料なので、必要以上に何度もやり直させる。⇒とことん納得するまで手直しするのと、いい加減に考えてプランや予算が決まらないのは全然別の問題。
◇「自分は素人なので」とやるべきことをやらない施主⇒まかせっきりで、後でこだわり箇所を主張しても遅い。
◇人を信頼しない施主⇒何事も疑問を持ってしっかり確認することは大切。とことん納得できるとこまで確認等の努力をしないと、いつまでも疑心暗鬼の状態が続く。
◇家族の意見がバラバラ。⇒いろいろな意見はあって当然。でもいつまでも意見がまとまらない、少しずつでも進捗しないのは、怠慢に見える。家づくりの情熱は営業マンに伝染する。不熱心も同様。


まず、自分の考え方を整理することが重要です。その上で、展示場で必要情報を入手しながら、考え方を修整したり、優先順位をつけたりして、次第に計画を完成度の高いものにしていきます。後は、計画に見合うメーカーと商品、間取りや設備を選ぶだけです。

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