MODERN Club/不動産よくある質問Q&A

シングルマザーを上手に生きる 子育てと教育[question]

離婚で心配なのは、なんと言っても子供の養育です。養育費・教育費などの費用面、片親で育てざるをえない精神的負担、実質的な時間のやりくりなど物理的側面で不安要素が山積みでしょう。しかも、資金面の不安を解消しようとフルタイムでバリバリ働けば、今の時代、女性でも残業や出張は覚悟しなければなりません。しかし、時代は転換期です。発想の転換を図り、この転換期を逆手に利用し、次代の先端を切り開く気持ちで子育てや生活を楽しむ方法はないのでしょうか。

●今の時代は子育ての転換期

このコラムでも何度か記事にしたことがありますが、時代は急速にグローバル化していきます。これからの子供は、世界の同年代の子供たちとも競争しなくてはならないでしょう。このような時代に、狭い日本の価値観だけで子供の教育を考えていたら、グローバル化の時代に太刀打ちできるような子供に育つかどうか疑問です。もはや乗ってさえいれば安心というレールは無いと言ってもよいでしょう。これからの時代の子供達には、自力で道を切り開いていく力が必要です。

親が子供の学費を全て出す国は、世界的には少数派だそうです。自力で資金を調達し、勉学に励んでいる国々の子供たちに対して、モラトリアム的に過ごした日本の子供に勝ち目があるでしょうか。これからの時代は、シングルマザーであるかどうかにかかわらず、子供は小さいときから、「大学は自力で卒業する」という意識を持てるように育てたほうが、子供のためになるのではないかという気がします。社会人も常に新たな知識の吸収や、スキルアップが必要な時代ですから、親子共々勉強するような環境作りを考えればよいのではと思います。親が一生懸命生きている姿が最大の教育でしょう。

また、多様な働き方がさらに進み、しばらく社会で働いて資金をためてから大学に入学することなどもさほど特殊なことではなくなるかもしれません。放送大学や通信制、夜間コースなどもあり、皆と同じであることが、今までのような意味を持たなくなるのではないかと思います。

●子育ては一人で頑張らない

地域から孤立すると子育ては大変になる一方です。離婚に伴って住まいを変える場合は、仕事に便利、子育てに便利などと考えると思いますが、「孤立しない」こともとても大切だと思います。

◇住み慣れた地域での暮らし
親子共々友達もいて、どのようなサポートが受けられそうか分かっているところが利点です。
◇親の側
親に育児の支援を求められる環境であれば精神的には安心です。ただし、子育て期間は短いので、自分自身の生活設計も忘れずに考えてください。
◇母子寮などの専用施設での暮らし
同じ状況の家族が暮していますので、親も子も精神的安定感は得られるのではと思います。
◇コレクティブハウスでの暮らし
コレクティブハウスを取り巻く時代的背景は、高齢化による単身暮らしの不安のほかに、少子化、女性の就業、非婚や離婚、子育て不安などが上げられていて、まさに今回のテーマにフィットするテーマといえます。いろいろな形態のコレクティブハウスが考えられますが、共有のリビングやダイニングを有し、共同のコモンミール(食事運営)システムの場合を考えてみると、子供は学校から帰ってきても、リビングには誰かしらいますので寂しくありません。親の帰りが遅くても、みんなと一緒に食事ができます。「地域で育てる」がひとつのコレクティブハウス内で完結するのです。高齢者もいれば子育ての悩みの相談や仕事のアドバイスなども期待できます。
◇その他
子供が多い地域、下町などの地域としてまとまりのあるところ、職住近接地域、保育施設への取り組みがある職場、手当てが充実している地域など、情報収集が大切です。

●文明の利器を活用しよう

今は、携帯で保育園での子供の様子や帰宅した子供の様子などを、逐一映像で確認できる時代です。学校によっては携帯を持ってきてはいけないところもあるかも知れませんが、昼休みなどに親子で同じお弁当の中身などについて、携帯で会話してコミュニケーションをとるなど、子供にいつも親に気に掛けてもらっているという気持ちを持たせる方法は、これからますます注目されていくと思います。

当初集合住宅は、近所づきあいのわずらわしさがないことが好まれていましたが、近年、住民同士が交わるようなつくりの集合住宅が建築雑誌やマスコミに紹介されるようになり、人気を呼ぶようになってきたように思います。日本でもルームシェアなどが増加していくでしょう。かねてから、自治体は長子の誕生から末子の入学までの子供があることが入居条件の、保育所付きの賃貸住宅を企画してもよさそうなものだと思っていたのですが、今現在シングルマザーの方には間に合わないかもしれません。

しかし、今後の女性のために働きかけていくことは大切です。シングルマザーであるかどうか否かに関わらず、子供は大勢の目で育てたいものです。多様な世代が暮すコレクティブハウスなども、もう少し普及すると良いと思います。

シングルマザーであることをマイナスとだけ考えずに、子供の教育でも暮らしにおいても、新たな時代の先端を行く機会とプラスに考え、人生を切り開いてもらいたいと思います。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.interblog.jp/bizmt/mt-tb.cgi/596

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)


PAGE TOP