MODERN Club/不動産よくある質問Q&A

佐藤 章子(さとう あきこ):
コンサルタントオフィス ハウステージ 代表。 CFPと一級建築士の資格を生かして住まいと暮らしのコンサルタントとして活躍中。

最近のご質問

2008年10月の記事

『建具の文化-3』 障子の役割[question]

和室があまり見かけなくなると同時に、「障子の文化」も次第になじみが薄くなったようです。しかし、和紙を通して差し込んだやわらかい光は、室内の雰囲気をグンと良いものにしてくれます。そもそも障子は、日本家屋の中でどのような役割を持ってきたのでしょうか。前回の襖(ふすま)に続いて、現代の住まいに生かせる障子の役割とは何なのか、もう少し踏み込んで考えてみたいと思います。

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『建具の文化-2』 襖(ふすま)の文化[question]

日本の伝統的住まいの建具として、襖(ふすま)は最も代表的なものでしょう。現在でも、和室があれば押入には襖が入れられ、出入り口は戸襖(とぶすま)が一般的です。洋式の住まいとの調和を図るために、和室側には襖紙を、廊下やリビング側にはクロスを張るなど、裏表が使い分けられています。最近は和室そのものがなくなり、また、一つ一つの部屋に独立性を求める暮らしに変わり、襖は次第に見られなくなりつつあります。

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『建具の文化-1』 日本の建具[question]

前回までのコラム「間の文化」で述べたように、「間」という言葉と建具とは密接な関係にあるようです。繰り返しになりますが、柱と柱の「間(あいだ)」に戸があるのが「間戸」=窓とも言われ、建具のあり方は日本の住まいのスタイルを端的に表現しています。そこで今回は、日本の文化と住まいの関係について復習しながら、建具について考えていきましょう。

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『間の文化-4』 日本の空間 [question]

日本の住まいは、障子やふすまで仕切られており、ふすまを取り払えば広い空間を確保できるように、目的に応じて空間を使い分けることができました。また一つの部屋も、卓袱台(ちゃぶだい)を出せばダイニングに、卓袱台(ちゃぶだい)の足を折りたたんで片付ければそのままリビングとしてだんらんの場に、布団を敷けば寝室にと言うように、多目的に使いこなしてきました。便利で楽なベッドや椅子の生活となったことで、各室の独立性が高まり、住まいのあり方は大きく変化しました。しかし一方で、室内は家具であふれるようになり、一家族の住まいで上下の音にも神経質になる現状は、何か大切なものを失った気もします。高度成長期が終わり、新たな時代を迎えた日本の社会にあって、住まいのあり方を模索する上で、これまでの日本文化の中に何かヒントはないのでしょうか。

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