MODERN Club/不動産よくある質問Q&A

『ペットと暮らす家-3』 素材と設備[question][question]

ペット関連のブログ記事を読んでいると、同じ猫や犬でも、それぞれ性格や体格、運動能力が違っていることに気がつきます。「犬とは…猫とは…こういうもの」といった定説も、必ずしも当てはまらないようで、飼い主たちがペットにあわせて安全を確保し、工夫しているようです。

しかし、悲しいことに住まいの寿命はペットの寿命より長いもの。ペットそれぞれの個体に上手に合わせながら、長く人間も楽しめるような住まいの工夫を施していくのが望ましいのではと思います。


内装材

内装材におけるポイントは、ペットに安全で、掃除しやすく、傷が付いても修復しやすいものを選ぶことでしょう。しかし、新築の場合は、あれこれ付加したり組み合わせたりするのではなく、できるだけいろいろな機能をまとめ建築的に作りこむと良いのではないかと思います。ペットとの同居に限らず、最近の住まいは一般的に新しいものを設置して、次々に機能を付加しがちですから、ペットがいればその傾向が加速するのは当然です。その結果、人間にもペットにも居心地の悪い住まいとならないように注意が必要でしょう。

床材…ペットの手足にとってはカーペットの方が滑りにくくて良いのですが、毛が付着しやすいという欠点があります。耐久性があり、傷の補修も楽な無垢材を選べば、掃除も楽になります。フローリングの上にラグを敷くのであれば、最初からカーペット仕上げにしてしまうのがおすすめです。タイル状の物であれば、汚れてもその部分だけ交換できます。

壁材…最近の壁材はバラエティ豊かです。調湿・吸臭の機能がある建材が人気で、ペットとの共存にも効果的でしょう。下記の写真は、壁の腰部分のみ木を張ったものです。

壁材1
(筆者撮影)

無垢材の方がメンテナンスしやすいかもしれませんが、図のように目立つ部分を交換可能なパネルタイプにすると、どんな素材でも応用可能です。木材だけでなくカーペット・シート材も利用できます。麻やココヤシなどの素材を使うと猫の爪とぎにもなり、またリゾートのような雰囲気も演出できます。

壁材2


窓まわり

ペットは窓から外の世界を見聞きするのが大好きです。脱走・転落防止・防犯などの対策を講じた窓があれば、ペットが喜ぶだけでなく、飼い主も安心です。猫は出窓がお気に入りだと思いますが、床面に取り付けた地窓なども換気の効果もあり便利です。

カーテン…レースやドレープのカーテンは、猫の絶好の遊び場。中庭式でカーテンが不要な間取りして、猫たちのイタズラを未然に防ぐ必要がありそうです。なかなかの難題ですが、こまめに爪切りをしたり、ブラインド内臓のサッシや障子紙の代わりにすりガラスを入れた障子を設置するという方法もあります。また、壁に障子を引き込めるようにすれば、カーテンを引いた時と同じ状態にすることもできます。

網戸…気候の良い時期はぜひ窓を開けて生活したいもの。しかし、網戸もカーテンと同様に猫たちの遊び場と化す可能性があります。侵入防止ネットなどを使って対策を施す必要があるでしょう。新築であれば、最初からスライド式で、取り外し可能な防護ネット建具を設計しておくのもオススメです。


設備

換気設備…現在は高気密の住まいが多く、計画換気も併用されています。ペットの臭気を考慮して、空気の流れを計画したいものです。

キャットウォーク・猫棚…建築用語でキャットウォークと言うと、ホールや体育館、劇場の天井などにある点検用の狭い通路のことですが、この場合はまさに言葉どおり「猫が歩く散歩道」です。

猫は高いところが好きなので、吹き抜けにある梁(はり)や棚などを利用して作ると良いでしょう。新築の時に、建物の間取りやデザインを上手に利用すれば、猫棚やキャットタワーなどのグッズをそろえる必要もありません。高さの異なる家具を階段状に並べて、猫棚の代用にしてもいいですね。

かわいいペットのために、いろいろグッズをそろえたいのは飼い主の常。しかし、せっかく住まいを新築するのであれば、まず建築的に最大限工夫してみることが大切です。ペットがいない場合でも長年暮らしているとモノが溢れがちになるのは同じです。いかに快適に暮らすかは、ペットに対しても同じだと思います。建築としての工夫をしっかり行えば、専用のグッズを置くスペースをペットが走り回る空間に変えることができます。

【参考】
ブログ
「ツブログ」<http://tsublog.jugem.jp/?cid=10>
筆者がよく閲覧している、 「ツブログ」にステキな猫棚がありましたので、ご紹介します。
(管理人さまから、画像の掲載承諾をいただきました)

猫棚

こちらの猫棚は、ロフトへと通じていて、ロフトからは人間用の階段で降りることもできるそうです。

手製の猫棚で、ブログには製作過程も載っています。中庭式、カーテンなし、脱走できない庭など、ツブログさんの住まいはペットと共に暮らすための好例ではないでしょうか。他の飼い主さんのブログ記事を参考にするのもいいですね。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.interblog.jp/bizmt/mt-tb.cgi/779

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)


PAGE TOP