MODERN Club/不動産よくある質問Q&A

『子どもと暮らす住まい-1』 住まいの安全性[question]

親として、子どもを安全な環境で育てたいと思うのは当たり前のこと。しかし、子どもは、家の中のちょっとした段差につまずいたり、キッチンの包丁やコンロに触れてケガをしたりする危険性があります。
このような“家庭内事故”を防ぎ、子どもが安全に暮らすための住まいにはどのような配慮が必要なのでしょうか。

親は、子どもが外で遊び始める年頃になると、子どもの手を引いて歩きながら、車や自転車などの危険について、その場所ごとに教えていくでしょう。電車に乗れば、ホームでの危険やドアの開閉の危険などについて繰り返し教えるでしょう。

住まいについても全く同じことが言えますが、この点については、意外とおろそかになっているように思います。特に最近の住まいは、いろいろな設備や器具などがあふれています。家の内外だけではなく、住まいの周辺環境など、身の回りの危険箇所をチェックしてみましょう。

家庭内事故を防ぐには



◆建物の外部の環境のチェック

建物の内部だけではなく、外部や庭などの敷地内の危険箇所もいろいろあります。大切なのは、子どもの目線の高さをイメージして考えることです。子どもが夢中で走り回ることを想像しながら、子どもの目線でゆっくり敷地内を点検してみましょう。

たとえば、サッシやその水切り、シャッター、出窓など、建物の突起物はエッジがシャープなものもあります。子どもの顔の位置にそれらがある場合は、クッションをつけるか、植え込みやフェンスで囲いをして防護しておきます。
池なども、たとえ浅くても小さな子どもには危険ですし、棚に植木鉢などを置いたりするのも落下の危険があります。敷地が擁壁の上などにある場合は、柵のそばに踏み台となるものなどを置かないように注意が必要です。その敷地によって、危険となるものはたくさんありますので、できれば夫婦などで話し合いながらチェックすると良いでしょう。

また、子どもが第三者に危害を与える可能性についても検証しておくことが必要です。たとえば、小さな子どもがベランダからモノを投げ、それが下にいる人に当たってケガをさせてしまうなど、大きな事故につながる可能性もあります。マンションなどの場合は、建物の周囲や共用部の階段、廊下などもチェックしてみましょう。

子どもの目線でチェック


◆建物の内部のチェック

<落下の防止>
ハイハイし始めた子どものために、階段や玄関に防護柵をつけるケースはよくあります。建物には、落下防止のために設置すべき手すりの高さが決められています。しかし、そこにイスやテーブルなどの家具を置いてしまうと、何の意味もありません。
バルコニーの手すり、吹き抜けや階段の手すりのそばには何も置かず、腰窓、サービスバルコニーに面する窓などに家具を置く場合は、落下防止の手すりを追加しましょう。

サービスバルコニーは人が出ることを前提としていませんので、手すりなどがない場合や高さが低い場合があります。しかし、床があるので安心して窓にモノを置きがちです。万が一、子どもが出てしまったらそのまま落下してしまう危険性が大きくなります。

<突起物の確認>
作りつけの家具や壁のコーナーなどにも、ヒヤリとさせられることが少なくありません。新築の場合は、設計の段階で対策をとることができますが、すでに出来上がった建物を購入する場合は、内部についても、ゆっくり時間をかけて、危険箇所の有無を確認しておきましょう。


◆機器や設備のチェック

<調理器具>
家にある調理器具は、包丁から電動器具、家電製品まで、よく考えると怖いものばかりです。注意すべきポイントは、刃物と火元です。
最近は、以前ご紹介した「アイランドキッチン」などが人気ですが、危険なものがリビングに進出することになりますので、危険防止への配慮や日々の管理が大切です。

<事務機器>
小さな子どもがシュレッダーに指を挟まれ大ケガをした…という事故を記憶されている方も多いと思いますが、最近は事務機器の種類も増えたため、それだけ危険が潜んでいると言えます。ましてや、見慣れない機器類は、子どもにとってワクワクするものに思えるでしょう。
使わないときはコンセントを抜いておく、鍵つきのところにしまっておくなど、日々の管理がとりわけ大切になります。

<家電製品など>
ユニットバスや洗濯機での事故も、多く耳にします。チャイルドロック機能がついているものもありますが、使わなければ意味がありません。家電製品は、ひと通り危険具合を確認しておきましょう。

<大工道具や趣味の道具>
大工道具は当然ながら、趣味の道具も、結構危険なものが多そうです。子どもの手の届かないところにしまっておくなど、注意が必要です。

子どもの安全は親の責任


子どもの安全は親の責任です。子どもの目線や行動、性格などを考慮し、想像力をはたらかせて危険の有無を確認しましょう。また、新しい機器などを購入した場合は、子どもにとって安全かどうかをチェックする習慣を身につけるようにしましょう。そして子どもにも、きちんとした使い方や危険度を教えることが重要です。

さらに、モノがあふれていたり、片付いていなかったりすると、安全なはずの機器でも思わぬ事故が起きる危険が増します。事故が起こったらメーカーの責任が問われますが、事故が起こってからでは遅いのです。
どんなものでも便利さと危険は互いにあわせ持っているものですので、夫婦で話し合いながら意見交換して万全の対策をするようにしましょう。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.interblog.jp/bizmt/mt-tb.cgi/849

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)


PAGE TOP