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佐藤 章子(さとう あきこ):
コンサルタントオフィス ハウステージ 代表。 CFPと一級建築士の資格を生かして住まいと暮らしのコンサルタントとして活躍中。

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『家庭でできる節電のコツ-2』  停電してしまったら…[question]

東日本大震災による停電は、私たちに多くのことを考えさせました。「計画停電」による混乱も相当なものでした。昔は震災に限らず、様々な要因で停電が起きていましたが、今は震災時でもない限り、停電になることはほとんどありません。“停電の経験がない”という人も、少なくはないでしょう。
停電になったときに慌てないためにも、また火災などの二次災害を引き起こさないためにも、停電時の対処法を知っておくことが大切です。


◆ 停電したときの対処法

Step 1…停電の範囲を確認する
停電しているのは自分のいる部屋だけなのか、家全体なのか、また自分の家だけなのか、地域全体が停電しているのかを、他の部屋の電灯をつけたり、近所の様子を見て確認します。ここでは地域全体が停電している場合の対処法を確認します。

Step 2…明かりを確保する
懐中電灯を探して作業のための明かりを確保します。日頃から置き場所を明確にしておけば、停電時にも困りません。近くに携帯電話があれば、カメラの照明機能をONにするのも良いでしょう。


家庭でできる節電のコツ


Step 3…二次災害を回避する
懐中電灯の明かりを頼りに、全ての電化製品のコンセントを抜きます。「計画停電」の場合は、事前にコンセントを抜いておきます。
ガスや石油製品も、消火したり元栓を閉めたりしたほうが良いでしょう。地震の場合はもちろんですが、暗い中での火の使用は危険です。換気扇も使用できないので、一酸化炭素中毒になる危険もあります。停電時にカセットコンロなどを利用するときは、必ず換気をしてください。

Step 4…情報を収集する
ポータブルテレビや携帯のワンセグ、ラジオなどで情報を収集します。いつでも使用できるように、充電式のものは充電しておく、電池式のものは電池を買い置きしておくなど、日々の備えが必要です。

Step 5…物資を確保する
生活に必要なものを確保します。電池やろうそくなどの日頃からの備蓄は必須ですが、不足していれば最低限の量をコンビニエンスストアなどで確保します。
マンションなどは水をくみあげるポンプが動かなくなるので、高架水槽の水がなくなれば断水します。飲み水を早めに確保しておきましょう。日頃から飲料水を備蓄しておくことも必要です。風呂水などが残っていれば捨てずにトイレなどに活用します。
冷蔵庫は機能を失うため、保存の効かないものから食べていきます。調理ができる状況であれば、火を通してから保存すると良いでしょう。冷蔵庫に保冷剤を入れて食材を冷やし、開け閉めの回数を最低限にすれば、3時間程度の保冷効果があるようです。

Step 6…長期停電に備える
当面の対処が終わり、夜が明けたら次の夜の停電に備えます。危険なものは片付けて、安全に過ごせるようにします。備蓄品の再確認も行います。暖房が使えない場合は、寝具を干して太陽の恵みを最大限活用します。夏場は簾などを活用して陽射しを避けましょう。夜、窓を開けていても家の中が見えないので、プライバシー保護の役割も果たせます。


◆停電が長引く場合の対処

過去の災害によると、他のライフラインに比べて電気は比較的早く復旧していますが、今後もそうである保証はありません。長期停電を想定する場合は、多少設備投資をしてでも、ライフラインに代わるものを用意したほうが良いかもしれません。

<太陽光の利用>
太陽光発電の設備は、停電したら即設置できるというものではありません。しかしソーラー充電器やソーラーデスクスタンドであれば、市販のものを購入すれば直ちに役立ちます。ソーラー充電器であれば、電池が不足して店で手に入らないという場合に威力を発揮します。

<家庭用発電機>
カセットボンベ2本を利用した家庭用の発電機も販売されています。多少値が張りますが、照明機器、電動工具、調理機器などの他、パソコンなどの精密機器にも対応しているので、重宝しそうです。


住まいを新築、リフォームする予定がある方は、災害に強い住まいにしたいものです。構造体の強さなどの性能面だけでなく、万一の場合の備蓄食料や水をストックする場所もしっかり確保しましょう。その際は、食料の賞味期限に合わせて補充できるよう、管理のしやすさにも配慮しましょう。機能的で充分な収納容量のあるストックスペースを用意し、いざというときの物資を備蓄しておければ、必要なものが手に入りにくい災害時も安心です。また、部屋の日照も大切です。日中は自然の光で作業できる窓のレイアウトを考えましょう。

この機会に家族で話し合い、懐中電灯の位置や必要なものの収納場所を再度確認しておきましょう。

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